保育園では、乳児には口にいれても平気なように
小麦粉粘土から始めます。
手触りはパン生地をこねているような感触で
こどもたちも喜んで触ります。
まず、乳児さんは(1歳すぎくらいからでしょうか・・)手触りを楽しみます。
手のひらを使って(足を使う子もいますが・・・><;)こねこねこねこね!
握って握って、ちぎってちぎって、重ねて重ねて・・・
そうこうして十分楽しむと今度は、見立て遊びが始まります。
長くして「へび~」小さくちぎって「パン」
沢山つなげて「電車」
こどもの発想のすてきなところは、こういうところですよね。
それが電車に見えなくても、へびになっていなくても
自分でそう思っていればこどもにとってはへびなんです。電車なんです。
自分で固めたかたまりを手にし、「ガタンゴト~ン」と走らせて遊びます♪
そのうち、段々形づくりを楽しむようになります。
そして、年中さんあたりになると・・・
それなりに形になっています。
そして、それを材料にしてお店屋さんごっこやおままごと・・
動物園などお話が始まります。
こどもたちのファンタジーの世界大切にしたいですよね・・・
乳児の段階で、つい大人が「ほら!電車だよ」なんて作ってしまうことがあります。
こどもはそういう風に上手に作れないわけですから
「電車つくって~」となります。
電車をつくってあげることは簡単ですが・・・
こどもが自分でみたてて遊ぶチャンスを奪ってしまうことになります。
なので、私たちは、できるだけその年齢のこどもたちと同じような形をつくり
「電車~」と一緒に遊ぶようにします。
粘土遊びは、表現遊びです!
指先を使って、頭に描いた世界を表現する。
そのねらいに、「上手につくる」という項目はありません。
こどもたちが表現遊びをすることを十分楽しめるように
見守りたいなと思うんです♪
そのうちに・・・芸術作品ができあがるのではないでしょうか・・・
こどもってほんとうにすばらしいです^^
こういうやわらかい頭を尊重していきたいですよね~♪