今日は、地元のお祭りがあり、山車に参加させてもらうことになっていました。
こどもたちって本当にお祭りが好きなんです。
朝からまだかまだかとそわそわどきどき!!
その中でひとりのハイテンションの男の子!!(4歳)
棚に上ったり、友達の作っているブロックを壊したり、塀によじ登ろうとしたり
人にちょっかいをだしたり!!
ついつい「こら~」と叱りたくなります。
でも、彼はわかっているんです。
ただ、我慢ができません。
彼とは長いつきあいです。
私との信頼関係はできていると思っています(多分・・・・^^)
なので、いい方に解釈し、ことばを投げかけます。
棚に上っていたら、「あら!なにか向こうにおっこっちゃったのかな?」すると
その子は、にこっと笑ってすぐさま棚から降ります。
次に、ブロックを壊していたら
「なにかいやなことがあったのかな?」と聞きます。
すると、彼は、戻ってきてブロックを直しに入ります。
叱ると逆に大抵抗をします。
わかっているんですから!でも、彼なりに理由はあるんです。
まだ、気持ちを言葉にすることができません。
言葉は達者です。でも大人でも出来ない人が大勢いるなら4歳なら当然でしょう。
なので、帰り際!お母さんがお迎えに来た途端、すこしテンションがあがり
他の子が飾っておいたおもちゃを叩きつけて壊してしまったときも「嬉しかったんだね。でも、それは直して帰ろうね。」と声をかけました。
すると彼は直し始めたのですが、お母さんが急いで帰りたかったのでしょう。
手伝い始めるとすぐに彼はいなくなってしまいました。
そこで、私は彼を連れ戻し、「自分でできるよね。手伝って欲しくなったら言ってね。」とお母さんのもとへ連れて行きました。
そして、お母さんに「お母さん!、彼はひとりでできますよ。ちゃんと悪かったことわかっているんですから。見守ってあげてください!」と言いました。
お母さんは「ひとりでできるの?」と言いながら彼に手渡します。
彼はあれこれ悩みながら、ひとつひとつ組み立てていきます。
するとお母さん「ちゃんと考えてできるのね~」
それを聞いてますます嬉しくなったのでしょう。
一生懸命頑張ります。
時間としては相当かかったかもしれません。
でも、きちんと仕上げてから元気に「ばいば~い」と手を振って帰りました。
保育の仕事をしていると本当に考えさせられます。
叱る必要はほとんどありません。
でも、自分のしたことへの責任は最後までとってもらうようにしています。
失敗はだれにでもあります。
わざとすることも、いらいらの表れだったり原因があります。
失敗の乗り越え方をしっかりと教えていきたいよね。と今日も同僚と話しました。
それが、私たち保育士のすることだと思います!!
なんて、また語ってますね~~~><;
でも、こどもたちは本当に素直に反応してくれるんです。
自分のことをわかってくれると一度信頼したら、とことん信じてくれます。
そして私たちの失敗を大きな心で受け止めてくれます。
うっかり、叱ってしまっても!!
「いいよ!」と言ってくれるこどもに私たちは、感謝しなくてはいけませんね。