先日、講演会に参加してきました。
広島大学の教育学部で教鞭をとってらっしゃる先生のお話です。
「みなさん、次の文章からどんなことがわかりますか?」という問いがありました。
K男さんとH子さんはそこで3000円を支払いました。
H子さんは、1500円払おうとしましたが
「いいから」とK男さんに言われたので、H子さんは
入ってからジュースを買って、K男さんに渡しました。
K男さんは嬉しそうに「ありがとう」と受け取りました。
こんな感じの文章だったでしょうか。
みなさんはここから何がわかりますか?
私がわかったのは・・
1.ふたりで映画を見に行ったのだろうということ
2.通常大人料金は1800円だから、学割のきく学生だろうということ
3.ふたりは、仲の良い友だち同士かな?ということ。
だいたい、こんなところのようです。
この文章からは映画という話も年齢もでてきません。
ただ、私たちは自分の体験から得た知識をもとにこれ以上のことを知ることができます。
「わかる」というのは、読解力がつけばいいというものではなく
こういうさまざまな体験による知識が欠かせないというお話です。
他にもたくさんあったのですが、今日はひとつだけご紹介です。
今、保育園でも「いろいろな体験」をできる保育を目指しています。
いくらいい絵本をたくさん読んでも、体験がなければ理解を深めることはできません。
体験・知識そして共感この流れは小学校でも同様に大切なんだなと
実感する講演会でした。
最近、あちこちで感動させてもらっています。
やっぱり、まだまだ知識を深めないといけませんね。