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にゅー★たぬきのほのぼの日記★

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死についてかんがえたとき・・

なんと・・

ほのぼのしていないタイトル・・(笑

でも、誰もがいつかは死にますよね。
ですからあえて、書いてみたいと思います。

実は・・この夏におじさんが亡くなりました。
おじさんは昨年末に「がん」を宣告されたそうです。

それでも、最後まで笑顔を絶やさず、まわりに心配かけることなく
この夏、この世を去りました。


先日・・おじさんの家を家族で訪れました。

おじさんは73歳。

そして、おばさんは70歳。



おばさんの話によると・・

「宣告されたときにがくっとした様子はみせたものの
その後は、私と息子に食事にいってこいと外にだしたのよ。

そして、1時間後くらいに戻ってみると、いつものパパにもどっていたの。

それからも、痛いとかつらいとか愚痴をいうことはひとつもなかったわ。
ほんとうに、パパはかしこく、強かったの。」



そういいながら、おじさんが書いた闘病記を見せてくれました。

「私は読んでないんだけどね・・」と言いながら渡された闘病記には・・
こう書いてありました。



「なぜ、わたしなんだ。」

「死にたくない。」

「どうして、どうして・・こうなったんだ。」



そこここに、そういう言葉が書いてありました。


その苦しみを家族に見せることなく、最後まで笑顔で亡くなったおじさんは
本当に、強い人なのだなと思う反面、気づいてあげたかったし
一緒に泣きたかったと思いました。


でも、おじさんはそんなことは望んでいなかったのかもしれません。



おばさんは、「蝶よ花よ」と育てられてきました。

いやなことを耳にすることなく、おじさんにも大事に大事に育てられたそうです。



最後までおばさんには見せたくなかったのでしょう。

最後まで自分は強い男なのだと見せたかったのかもしれません。




自分がガンになったら、宣告して欲しいと思います。

でも、実際に宣告されたらどうなのかわかりません。



おじさんのように、自分の気持ちを押し殺し
最後を全うすることができるんだろうか・・


自信はありません。



きっと、じたばたし、泣き叫び、まわりに迷惑をかけるんでしょう。


「今死んでも後悔はないな」と思っていますが、実際はどうなんだろう。

そのときにならないとわからないけれど
じたばたしないためにも、一生懸命今を生きるしかないのかなと思います。


死後、残しておきたくないものは処分しよう。(笑)




おじさんの生き方をたまに思いだしながら、毎日を大切に生きていこうと思う
8月でした。
by tuki_dango_tanuki | 2010-08-22 21:25 | 我が家ねた!